【ソウルベスト】初めて買った洋楽のアルバムは謎のカセット
夫の音楽棚を購入した順番に紹介します!6枚目
本日の棚からひとつまみは「ベスト盤・オムニバス」列から「ソウルミュージック」
音楽棚初の洋楽の世界。はじめての洋楽アルバムをご紹介!
ソウルベスト~スパニッシュハーレム
山下達郎の音楽アルバムやラジオからのエアチェックばかり聴くようになって、すっかり音楽好きになってしまった私は音楽の聴き方自体が変わった。
以前は歌番組などはせいぜいクラスメートとの話のタネとして横目に見た程度だったし、ドリフの番組や他のバラエティー番組などの歌のコーナーになると真っ先にトイレに駆け込んでいっていたのに、山下達郎のラジオ番組を聴くようになると彼の歌をダビングしたり集中して聴いたりしていて、彼のトークや大滝詠一などのコメントの時にトイレに駆け込んでいたような気がする。今考えるこれはとてももったいないことをしていたと思う…。
音楽を聴き始めたばかりの若造には彼らの話は難しすぎた。
そんな中、オンスト1,2のオリジナルを探し始めた私は、当時通っていたレコード店の洋楽のコーナーをチェックするようになっていった。
しかし、そもそもそんな田舎街のレコード店にはドゥーワップどころかソウルやR&Bのコーナーすらない。そんななか全部で4軒しかない市内のレコード店の洋楽コーナーをすべての隈なく探してやっと見つけたのが…
『ソウルベスト~スパニッシュハーレム~』
というタイトルのカセットテープだった。価格は2000円くらいだったと思う。
オンスト1の3曲目に「Spanish Harlem」と言う曲がある。あの「Stand By Me」を歌うBen.E.KingがThe Driftersからデビューして放ったヒット曲だ。
「ん~なんか渋いな~、でもカッコイイ!」
他にもSam&Daveの「Hold On I'm comin'」、Wilson Picketの「Land Of 1000 Dances」、Percy Sledgeの「When a Man Loves a Woman」そして極めつけは
Otis Reddingの「I've been Lovin' You Too Long」…etc。
高校3年生の冬、受験勉強にかこつけて机に座りながら、勉強そっちのけでカセットデッキから流れるソウルミュージックに耳を傾けるちょっと背伸びした野郎だった。
このテープを買って2年後くらいに普段交流のない音楽好きの兄の引っ越しを手伝った時、移動の車の中でこのカセットをかけたら
「お前、趣味いいな」
ってボソッとした口調で珍しく褒めてきた。
後にも先にも私を褒めてきたのはあの時だけしか記憶にない。
購入履歴『オンスト1,2』の記事です。
『音庫知身』ー妻からひとことー
ダビング、レコード・・・。懐かしい言葉が出てくるなぁー(笑)
でも、嫌いじゃないな…この空気が。
山下達郎のアルバムを聴いていくうちにそのルーツに強く惹かれていったものの、まだ何から手につけて辿っていけばよいのかわからない状態だったのだろう。当時はインターネットなどない時代だったから地道に曲名を必死で探しいく作業は大きなジグソーパズルを与えられた感じがしたという。そこからピースをひとつひとつつなげてゆく。
きっと途方に暮れる作業だったと思うが夫の探求心はそんな思いを吹き飛ばしていたことだろうと思う。音楽棚の旅はいよいよ本格的に洋楽の世界へと進んでいく・・・。
そしておなじみ消費累計金額を記していくのも楽しみのひとつ(*ノωノ)
現在の音楽棚購入累計金額 ¥16,000 (*^^*)
※累計金額は、夫が購入した時点での金額であり現在は価格が違う場合があります。