【ディキシー・カップス/愛のチャペル 】~結婚式にはこの曲をどうぞ!キャロル・キングと並ぶ女性ソングライターのエリー・グリニッジ~
夫の音楽棚を購入した順番に紹介します!26枚目
本日の棚からひとつまみは「D」列から、「ディキシー・カップス/愛のチャペル 」。
1964年リリース。昨日のフィル・スペクターの「ウォール・オブ・サウンド」お抱えソングライターといっていいジェフ・バリー&エリー・グリニッジの作品。このコンビもヒット曲が多数あるが、日本では「踊るさんま御殿」のオープニングテーマ、トミー・ジェイムス&ザ・ションデルズの「ハンキー・パンキー」が有名。このコンビのポップ感が癖になってしまう!
※人物名は敬称略
「ディキシー・カップス/愛のチャペル」
ディキシーカップスはニューオリンズ出身の三人組ガールグループ。この当時は数人組の女性アイドルグループの全盛期だった。しかし、後年色んなアーティストにもカバーされている「アイコ・アイコ」のような、いなたい雰囲気の楽曲も取り上げ、他のグループとは違い泥臭い感じもする不思議なグループ。
結婚式には音楽がつきものだ!
私はこの頃、結婚式場でアルバイトをしていた。
そんな時、結婚式の「てんとう虫のサンバ」や「乾杯」などの当時の定番曲に交じって、
「この曲がかかれば最高なのに!」
といつも思っていた。
この曲との出会いも偶然、ラジオから流れてきたものだと記憶している。
どんなプログラムかは忘れたが、よく一般的に無名なこの曲をかけたものだと今でも思う(笑)
しかし、このハーモニーと、ウキウキするようなミディアムのシャッフルビートに乗せて、シンプルなリズム隊と印象的なホーンとチャイムをフューチャーしたサウンド。
元々は、フィル・スペクターがロネッツでもレコーディングしているが、出来はこちらの方がイイと思う!
行きつけの中古レコード店の壁にもこのLPが飾ってあり、ステキなジャケットも気になっていたせいもあり、気づいたらオリジナル盤を10000円で購入してしまっていた(^^♪
「愛のチャペル」は「ビー・マイ・ベイビー」などのフィレス作品をスペクターと共同で作ったと言われるジェフ・バリー&エリー・グリニッジのコンビの作品。
ヒット曲を量産していたにもかかわらず、彼らは普段から自分たちの扱い方や印税の取り分でスペクターに対して不満があったそうだ。
そこで、新しいレコードレーベルでもある「レッド・バード」からスペクターに内緒で、この曲を最初のシングルとしてリリースした。結果はナンバーワンヒットとなり、ロネッツでもレコーディングしていたスペクターの怒りは相当なものだったらしい。
その後、ディキシーカップスのようなアイドルグループがビートルズの登場で軒並みヒット曲が出せなくなっても、今度はイギリスのビートグループに曲を提供して次々とヒットを生んでいった。
後年、エリー・グリニッジの人生と音楽を扱ったミュージカル「リーダー・オブ・ザ・パック」が公開され、トニー賞やグラミー賞も受賞することとなる。
華々しい活躍を見せた彼女も2009年に他界。享年69歳。
彼女の音楽は未だに世界中で鳴り響いている。
キャッチーなメロディーとドラマティックな歌詞が3分間にギュッと詰まった、まさにポップソングの玉手箱!
私にとって、このアルバムがそんなエリー・グリニッジの音楽を強く意識するスタートとなった。
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購入履歴25枚目の記事はこちらです。
『音庫知身』ー妻からひとことー
「愛のチャペル」
なんて可愛らしい歌なんだろう。夫も本文で紹介していたチェリッシュの「てんとうむしのサンバ」は森の小さな教会で結婚式をあげるという内容の歌。
この「愛のチャペル」も民族音楽風のイントロから始まり、なんとなく穏やかな日の草原で親しい仲間だけで執り行う結婚式の風景が目に飛び込んでくるのは私だけだろうか…。
愛するペットも参加できる、晴れた日の屋外結婚式で流れてきたら…それだけでもう幸せになりそうだと思わない?
私たちは結婚式は挙げてないけど、いつも大好きな音楽で結婚式を挙げてもらっている感じ…♪
本日までの消費累計金額はこちら(*ノωノ)
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※累計金額は概算。夫が購入した時点での金額であり現在は価格が違う場合があります。