【リトル・リチャード】~シャウトはロックの魂!~
夫の音楽棚を購入した順番に紹介します!12枚目
本日の棚からひとつまみは「L」列から「リトル・リチャード ベスト」のミュージックテープをご紹介します!
音楽棚にいよいよロックンロールが登場!
「リトル・リチャードのベスト盤」
すっかりアメリカンポップスにハマっていた私はついにロックンロールの核心に迫ろうとしていた。
それは偶然の出来事だった。
たまたま、自宅でNHKの総合テレビを流していたら、確か
「ロックンロールのパイオニア」ってタイトル番組で
リトル・リチャードの特集をやっていた。
ピアノに足をかけながら弾いていて、音楽に合わせて絶叫していた。
そう、歌ってたのではなく、絶叫していたのである。
当時は山下達郎やビーチ・ボーイズを始めとしたバラードでもアップテンポな曲でもメロディアスでハーモニーが重視されていた曲ばかり聴いていたので、まさに音楽を聴いているというより、絶叫を聴かされているような感覚と衝撃を受け、
「なんか、いいんだか悪いんだかよくわからないけど、もっと聴いてみたい」
という衝動に駆られて、番組が終わってから、即レコード店に急いだ。
カセットで2000円くらいだったが、これはCDやレコードで聴くより迫力があった。モノラルで音が籠っていて、録音状態があまり良くない音源だったが、逆にそれが功を奏して、鬼気迫る音楽のように感じた。
大学に入り鬱屈していた自分の気分や、日ごろのモヤモヤを吹き飛ばしてくれる実に痛快な音楽だった。
これぞ正しくロックのカタルシス、快感そのものだった!
自分の中では音楽を聴くことは、心地いい音の流れに身を任せること、それを心から楽しむことだと思っていた。その思いは今もほとんど変わっていない。
しかし、リトル・リチャードの絶叫を耳にした時、自分の中のもう一つの音の感性が一気に広がったような気がした。
人間の根源的な魂の叫び。こういうストレートな表現ができる音楽って素晴らしいと痛感した出来事であった。
因みに私はリトル・リチャードの曲は音楽というより叫びに近いと思う。音楽的なフォーマットに乗っかった叫び、これがロックの魂、核心なのかもしれない。
購入履歴11枚目の記事はこちらです。
『音庫知身』ー妻からひとことー
本当の魂の叫びを音楽で表現した時に民族音楽・R&B・ゴスペルなど色々とあると思うが、ロックという形でメディアの発達とともに広く受け入れられるようになったのがリトル・リチャードだったのかもしれない。
いつの時代もやはり名を残すには『時』を掴むというのが『運』のカギとなるように思える。
そういえば最近は広瀬香美がピアノに裏拳やら足やらを使ったちょっと過激なパフォーマンス動画をUPして話題になっていて、これはもしかしたら本当のリトル(少し)・リチャードなのかな...(笑)
本日の消費累計金額はこちら(*ノωノ)
現在の音楽棚購入累計金額 ¥30,000 (*^^*)
※累計金額は、夫が購入した時点での金額であり現在は価格が違う場合があります。