【キャロル・キング / つづれおり】~ いつの時代でも最新ヒットになってしまう彼女のメロディーの力!~
夫の音楽棚を購入した順番に紹介します!18枚目
本日の棚からひとつまみは「C」列から、「キャロル・キング/つづれおり」
初のCDオリジナルアルバム!
当時CDプレイヤーがなかったため、購入後友人に頼んでカセットにダビングしてもらった、しばらくそういった状態が続いていた(^^ゞ
「キャロル・キング/タペストリー」
日本がバブル経済全盛の頃、ユーロビートと呼ばれるダンスミュージックが大流行していた。
その当時は日本にもその波が来ていて、邦楽でも「淋しい熱帯魚」をはじめとしたWINKの大ヒット曲や、石井明美の「CHA CHA CHA」やアイドルの田中美奈子もロネッツの「ビー マイ ベイビー」をユーロビートカバーするなど、街を歩いていてもどこからかそういった曲が流れてきたのを今でもよく覚えている。
その中でもカイリー・ミノーグの「ロコモーション」はしょっちゅう流れていた。
この曲も最初の頃は、
「売れ線の軽薄な曲だな~」
くらいにしか感じていなかったが、何度も聞かせられるうちに、
「キャッチーすぎて耳から離れられない」
っと友人と文句を言うようになっていた。
そんなある日、別な友人と車でNHK-FMの70年代洋楽特集的なプログラムを聴いていたら、カーペンターズの曲の後に、暗~い歌い出しの曲が流れてきた。
「なんだろう、この曲?」
って20~30秒後にすごくキャッチーなサビとともに悲痛な叫び声の歌が聴こえてきた。
And it's too late, baby, now it's too late♪
~だとしたら、もう遅すぎる、ベイビー、もはや手遅れなのよ~
イッツ トゥー レイトより
「おぉー、なんだこの曲は!」
今度はこの曲が頭から離れなくなり数日後レコードショップに行き、レコードが無かったのでCDで購入した。
そのライナーノーツでこのキャロル・キングという女性がとんでもない怪物だと知ることになる。
なんとこのアルバムを出す5、6年前まではアメリカの音楽界のヒットメーカーで元夫であったジェリー・ゴフィンとコンビで「ロコモーション」を始めとする数々のヒット曲を送り出していたという。
この「つづれおり」は「空が落ちてくる」「君の友達」「スマック・ウォーター・ジャック」等など収録されている12曲、全曲シングルカットできるくらい曲が粒ぞろいで、このアルバムの曲順で全曲が違うアーティストがカバーしているアルバムも存在しているくらいだ。
アルバム「つづれおり」は、Spotifyで聴くこともできます。
以下、視聴することができます!
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ほのかな明かりが差す窓辺で猫と一緒にジャケット写真に収まっている女性は日本で言えば五輪真弓のような存在かと勝手に思っていたのだが、単なるシンガーソングライターではなかったのだ。
しかも、その時ユーロビートの最新曲として大ヒットを出しているということに愕然とした。
この事実に売れ線だの、産業ロックだの、本格的なシンガーソングライターだの意識して音楽を聴いていたそれまでの自分がバカバカしくなってしまった。
「ジャンルなんて関係なしに、良い曲はいつの時代でも通用するんだな~」
「メロディーそのものが良ければ何十年経とうが古びないんだな」
19歳になろうとしていた自分が、至極当たり前なことに気づくキッカケをこのアルバムは与えてくれた。
それ以降もキャロル・キングの音楽から影響を受け続けたのは言うまでもないが、今まで自分が聴いてきた音楽がこの女性の強い影響下にあったのをこの時の自分はまだ知らない。
購入履歴17枚目の記事はこちらです。
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『音庫知身』ー妻からひとことー
「つづれおり」は、私も大好きなアルバム!キャロルキングの別なアルバムもこれから出てくるのかな~。私はジェームステイラーとの「アップ オン ザ ルーフ」もとても好きなんだけど…。
キャロルキングは、日本で言うとユーミンかなと思う。ユーミンも本当はソングライター志望だったと何かで聞いたことがある。「卒業写真」ができた時に誰もその世界観を表せる人がいなかったから自分で歌うことになったとか…。
キャロルキングにしてもユーミンにしても、本人たちの独特な声?がその世界観をさらに引き立たせているように思えてならない。
本日までの消費累計金額はこちら(*ノωノ)
現在の音楽棚購入累計金額 ¥50,500
※累計金額は、夫が購入した時点での金額であり現在は価格が違う場合があります。